オンライン読書会 「いつかあなたをわすれても」開催報告

こんにちは、引き継ぎノート部・部長のゆみです。

2021年5月8日 引き継ぎノート部初の「オンライン読書会」を開催いたしました。読まなくても参加OK。参加してくださった11名の方と一緒に絵本『いつかあなたをわすれても』のワンシーンを取り上げ、それを題材にゆるくお話しするという会となりました。

■今回取り上げた本『いつかあなたをわすれても』のあらすじ~

記憶という荷物を下ろし始めたさとちゃんは、ママのおかあさん。そして、わたしのおばあちゃん。おばあちゃんに忘れられてしまったママはこれまでの思い出の荷造りを始める。

直木賞作家・桜木紫乃による初の絵本。中央公論文芸賞を受賞した小説『家族じまい』に登場する人々のもう一つの物語。生まれ、育ち、そして子どもを生み育み、やがて老いていくこと、そのすべてが”たいせつなじゅんばん”だということがこの作品に描かれています。

~取り上げたシーン~

①ママがいった 「さとちゃんはほんとうはおとこのこがほしかったんだって。だからわたしのことわすれちゃったのかな」

②ママがしあわせだったすべての日、さとちゃんはちょっとだけやきもちをやいた

③ながいながいおわかれのじゅんびをする。

少ない文字のなか、さとちゃんの気持ち、ママの気持ち、わたしの気持ちを想像しては、自分に重ねてみたり、共感できないけれど想像してみたり。

親との「おわかれ」を考えると、さみしくて悲しい。できれば目を背けたい。けれど、「ながいながいおわかれのじゅんび」に向き合うことで、おたがいにとって後悔のない親子の関係性を実現していきたいなぁと改めて思いました。そして、一人だと苦しくなってしまうおわかれの準備も、みんなで気持ちをシェアしながらであれば向き合えるかもしれない!と感じました・

イベントの最後には、この本を読んでいなかった参加者の方がこの本を読んでみたいといってくださったのが印象的でした!

次回のオンライン読書会は「“ゆる終活”のための親に書けたい55の言葉」を取り上げる予定です♪